マグダラのマリア

7月22日はマグダラのマリアの日です。
何の話かというと、カトリックでは1年366日すべてに聖人が配置されてるんです。
もちろん、ほとんどが「誰、それ?」って感じの人なので全員紹介はできないですけど。

でもマグダラのマリアはクリスチャンじゃない人でも知ってるのではないでしょうか。
時には他のマリアさんと区別するためにマグダレーナ、マドレーヌなどと呼ばれています。

彼女が守護する対象は…
受刑者、坑夫、葡萄酒作り、美容院、香作り、膏薬作り、眼病、害虫、悪天候…他。


聖書に彼女の記述が出てくるのは以下の通り。
・体から七つの悪霊をイエスに追い出してもらった
使徒たちと共に町や村をめぐって福音を伝えていた
・イエスが捕らえられた後も、墓に葬られるまでそばにいた


美容院とかお香とかあんまり関係ない感じですよね。

これは6世紀のグレゴリウス1世の頃からなんです。

聖書には様々な女性が登場するんですが、マリアという名前の女性も多いです。
そして名前のない女性も出てきます。
名前が同じだから混同されてしまった話もあるし、無名の女性のエピソードだったのを
マグダラのマリアの逸話とされたものもあります。

というわけで、姦淫の場で捕まって石で打ち殺されそうになったところをイエスに助けられ、
年収に匹敵するほど高価な香油を買って、自分の髪を使ってイエスに塗ったエピソードが
マグダラのマリアの話になったわけです。

改心をした罪深き女→受刑者
髪で香油を塗った→たぶんきれいな長い髪だったんだろうという所から美容師
香油を塗ったところから香作り、膏薬作り
マグダラのマリア=聖杯」という説もあるのでその辺から葡萄酒作り
…を守護するようになったのではないでしょうか?

あと坑夫とか眼病、害虫、悪天候はよくわかりませんが、地中海付近は元々女神信仰の地域。
6世紀といえば疫病や飢饉に人々が苦しんでいた時代なので、自然と心のよりどころになったのかもしれません。



というわけでガーネットでマグダラのマリアのチャプレットを作ってみました。
わかりにくいかもしれませんが、マグダラのマリアのメダイはイエスに香油を塗っているところです。
センターピースはキリストの横顔です。
実はアロマテラピーで調合する時もひそかに祈ってるんですよ(〃∀〃) 何の儀式?


もしロザリオなどをお持ちなら、22日はマグダラのマリアの祈りをしてみてはいかがでしょう?

お祈りはこちらです↓↓↓

http://hoarun.web.fc2.com/mg.html