(ノ∀`)なお客さん 〜一体どこに向かってるの!?〜

(ノ∀`)度  ★★★★★

女の子なら(男の子も?)一度は「占い師になってみたい」と思ったことはあると思います。
レベルは人それぞれですが。まぁ、いいんですよ、それはそれで。

仮にヒメコさんとでもしときましょーか、(20代)もそんな女性の一人。
きっかけはあるマンガを見てから。いわゆる腐女子のたぐいです。
そこそこいい大学を出て、硬い仕事に就いてたけど、ちょっと不思議ちゃん系。
あまり職場にはなじめなかったため、あっさり退職→飲食店のアルバイトに。

親泣くぞ!

そして占い師になってみたいので、占いの講座を受講
もちろん、そんなもの受けたくらいでプロとしてやっていけるはずもなく。
…まずお客さんがなかなか付かないからね。


で、占い師としての後ろ盾が欲しかったのか、
「私の身内で有名な占い師さんとか霊能者とかいない?」親にと詰め寄ったらしい。

当惑する親。

もちろん、いないのでそう答えると、「何でー!?」と逆キレする娘。
そして失意のどん底に…。


いやいやいやいや、まぁ待て。
親の方が「何でー!?」だろ。

そして再び私の元へ。
「…私もうダメかも…。
やっぱり身内に占い師や霊能者はいなかったんです。これじゃプロとしてやっていけませんよね…」


プロの占い師云々じゃなくて、ほら他にもいろいろやっていけないから…。

しかしそれが占いから彼女の目をそらすきっかけに。


普通ならこれでめでたしめでたしなんだけど、ここからさらに転落するのが彼女!

――― 数週間後 ―――

突然、彼女が再び私の前に。そしてやたら興奮した様子で
「私、わかったんです!
世界の中心は愛でぇ…(以下略)…ついに私の道を見つけることができたんです!
それで、今度、環境と健康に関するセミナーがあるんですが…」


あぁ、マルチね!

もうね、どんだけ現実から目をそらせたいんでしょーね、この子は。


その後も映画「プリティー・プリンセス」に感化されて、親に
「私の身内に外国の王族とかいないのー?」「なんでー?」って詰め寄ってたなー。(´∀`)
そしてセレブを夢見てどこかの王族をゲットするとか言って、リゾート地でバイトとかしてましたね。


あははは。何でこんな風に育っちゃったんでしょーね、親御さん!