チョコレートの女性は…? 〜レディ・ゴディバ〜
どうも、ゴディバを食べながらの年越しです。
ぃぇ、いただきものですから!
全裸の女性が馬に乗っているではないですか!?
彼女こそ、本日のお題のレディ・ゴディバです。
ゴディバの名は、11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバに由来します。
シンボルマークである馬に跨った裸婦こそが、重税を課そうとする夫を戒め、苦しむ領民を救うため自らを犠牲にした誇り高き彼女の姿です。
領主である夫は領民への重税の免除と引き換えに、彼女に一糸纏わぬ姿のまま、馬で町を駆け廻ることを言い渡したのです。領民たちはそんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし敬意を表しました。
捕捉させていただけば…
ゴディバはマーシア(Mercia)伯レオフリック(Leofric)の妻でGodgifuまたはGodgyfu。「神の賜物(gift of god)」という意味の名前です。
彼女は全裸で馬に乗り、領土を駆け巡るにあたり、事前に「当日は外出せず戸や窓を閉めよ」とする布告を発したと言われています。
そりゃそうですよね。
で、領民はみんな、その日は窓は開けないようにし、家に引きこもっていたんですが、仕立て屋のトムだけがちゃっかりこれを覗き、失明するという神罰を受けます。
Peeping Tomの語源です。
まぁ、この話は17世紀ごろ、尾ひれみたいにくっついてきた話なので、本当のところはわかりませんが。
いずれにしても、重税に苦しむ領民の味方レディ・ゴディバの名を屋号にしたなら、もう少し庶民にやさしい価格にしていただければありがたいです…。
では、みなさん、良いお年を。