( ノ∀`)な客 〜Qちゃん・ザ・ファイナル〜

≪前回までのあらすじ≫
自分と不釣り合いな相手に恋をし、積極的にアタックするも玉砕し、リストラ全盛期に失業し今に至る40代後半の無職・Qちゃん(親の年金にパラサイト中)。
なぜか「これはもう占い師になるしかない」という答えにたどり着き、いつになったら占い師としてブレイクするのか、という無理難題を吹っ掛けるが…!


っていうか、Qちゃん、クセなのか、さっきから髪をバッサバサかきあげてる…。
世代的に浅野温子にあこがれた仕草なのかもしれませんが、


どう見ても金八先生だから!



あ、本題に入ります。
勝手に「私は占い師です」と言えばいいわけですから、占い師になるのは簡単ですが、Qさんの場合は、それで生計を立てるのは無理があります。
もうハッキリ言っちゃえ。
そうですか…


では、ノウハウを教えてください
そう来ましたか(゚д゚)
ノウハウと言われても、特にないですが…
あなたを紹介してくれた人に聞きましたよ。何でも雑誌に載ったことがあるそうですね。まず、そこから教えてください。
そこって言われても…
雑誌社から「取材させてください」って言われたのでOKしただけす。
どうして取材の申し込みがあったんですか?
…その辺はわからないです。ただ雑誌社から連絡がきただけですから。
わかりました。では、その会社に私を紹介してください。

(゚ω゚;)!?

いや、紹介しろって言われても、何て言って紹介したらいいんです?
何でもいいですよ。「すごい占い師がいる」とか「30年近いタロット歴」とか。あなたがそう言えば、きっと取材が来ると思います。それをきっかけにブレイクしますから。

(#゚,_ゝ゚) 何言ってんの、このババア?

そんなウソはつけませんし、あなたみたいなのを紹介したら、こっちの人格が疑われます。


あれ、Qちゃんが何かうつむいて考え込んでしまった…
ぃゃ、言いすぎた気もしますが、言っちゃったもんはしょうがないですし。


確かに「敵に塩を送る」ようなことはできませんよね。

敵!?ぃゃ、ちょっと意味わかんないですけど。

おそらく私たちは、過去世でもこうやって、ライバルとしていがみ合ってきたんでしょうね。

過去世? ライバル…?


これ以上つまらない小競り合いをしても無意味でしょう?ここは手を携えて、お互い協力していきませんか!私の30年近いタロット歴とあなたの集客力があれば鬼に金棒です。占いの申し込みがあった場合は、半々で受け持ちましょう




(╬ಠ溢ಠ)くゎ!



アホですかぁ?何が手を携えて、だ。何が客は半々で、だ。単に客を自分に回せって言いたいだけでしょ?「30年近いタロット歴」とか豪語してますが、単に現実逃避してタロット占い師ごっこをしてただけじゃないですか。何が「神様に恋愛を邪魔された」ですか?非モテを神様のせいにしても何も解決しませんよ。しっかり現実見てください。ブサ・キモ・非モテニートの50近いオバサンにアドバイス求めるバカがどこにいるんですか?


こ…こ……これでも!これでも、昔、ある占い師の人に、占い師になったらいいって言われたんですよ!
だいたい、あなた、年長者に対する態度がなってないッ…!

…泣かれてもねぇ

じゃあ、私のこれまでって一体何だったんですか。
ムダ。
この際、皆まで言ってやるー!(#`皿´)
先に生まれたからって、尊敬されると思ったら大間違い。だいたい、あなたみたいな人生の落後者に限って占い師になろうとするから、全ての占い師が社会不適合者みたいな目で見られるんですよ。いい迷惑です。人さまにアドバイスをしてお役に立ちたいと思うなら、まず自分の生活からでしょう。




チッ、もうちょっと後に来てたら、私がリスペクトする久保帯人先生の金言を朗読してあげたのに。