注意!かなり残酷です 〜タイタス・アンドロニカス〜
※ネタバレ注意
ローマの武将タイタス・アンドロニカスとゴートの女王タモーラの復讐に次ぐ復讐劇です。
以下、タイタス側とタモーラ側に色分けします。
長年に渡るローマ対ゴートの戦いに勝利し、凱旋するタイタス。
一方、ゴートの女王タモーラは一人息子をタイタスによって生贄にされてしまい、復讐を誓う。
タモーラはローマ皇帝のサターナイナスに取り入って今はローマの皇后陛下をやってます。
タモーラとその愛人エアロンは復讐のため策を練る。
タイタスの娘ラヴィニアはタモーラの息子たちによって夫バシエイナスを殺され、強姦された上、口封じのため両手と舌を切り落とされます。
ヽ(゚Д゚;)ノ!!ヒィィィ
更にタイタスの二人の息子達は冤罪により逮捕されます。
タイタスは自らの手をぶった切って、「これで息子を助けてください」と皇帝に釈放を乞いますが、息子たちはあえなく処刑。
すべてがタモーラ達の仕業であることを知ったタイタスは、追放されている長男ルーシアスに命じゴート軍と結託してローマを攻めさせます(?!)
それはタモーラの息子二人を捕まえ、殺すためでした。
一方タモーラは子供を出産しますが、それは皇帝の子ではなく愛人エアロンの子。
何でわかったかというと、エアロンはムーア人(アフリカ系)だから。
そりゃバレるわ(ノω`)
エアロンは生まれた子供を連れてとっととずらかります。
その後ローマとゴートの和平会議の場が持たれますが、心にもないことはやらない方がいいと思います。
タイタスは両手と言葉を奪われたラヴィニアを絞殺し、タモーラにミートパイを差し出します。
実は中身はタモーラの息子達(((゚Д゚;)))
スウィニー・トッドもビックリの人肉パイです。
パイの中身を教えたところで、タモーラを殺害。
タイタスはサターナイナスに殺され、サターナイナスはルーシアスに殺されます。
サターナイナスを葬りローマ皇帝となったルーシアスは、ゴート軍に捕らえられたエアロンを連れてこさせ、「埋めちゃえ」と一言。
エアロンは生き埋めとなりました。
シェークスピアはこの作品で一躍有名になったと言われていますが、当時のロンドン市民はこんな感じが好きだったんでしょうか…。