ロザリオを欲しがる人

たま〜にお客さんに「不思議のメダイ」などをプレゼントすることがあります。
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こんな感じのマリア様のメダイ(メダル)。
キリスト教徒でなくてもマリア様が守ってくださるだろうし、何か心の支えになれば、という感じで。

そこから「T-Rさんはキリスト教となんですか?」みたいな会話になることもあります。
まぁ、そうですが、別に布教するつもりはありません。

なのに、すごく食いついてくる人がいる!
私も天使やマリア様が大好きで〜、もしかしたらキリスト教にご縁があるのかも…
みたいな感じで。
そしてロザリオなんかを見せようものなら、いくらでもいいから売ってください!という始末。

…えーと、何で?!
ロザリオっていうのは、お祈りの道具で、「ロザリオの祈り」をしない人が持っても意味がないわけですが、とにかく必死にほしがるんですよ。
で、どうしてそんなに欲しいのか聞いてみると…

やっぱりキリスト教をやってる人ってお金持ちが多いじゃないですかー。
ほら、マリー・アントワネットとか。
でも仏教の国ってインドとか中国とか、貧しい国ばっかりじゃないですか。
だから私もキリスト教を信じたら、少しは金運上がると思うんです。

確かにマリー・アントワネットキリスト教徒ですけどね。
でもね…

キリスト教に入信して金運アップ
なんて聞いたことありません。っていうか、誰も言ってない。
しかも仏教は貧しい国とか、仏教に対しても失礼だろ!
ブッダなんかスーパー・セレブの王子ですよ。
逆にキリストは大工の息子ですが。

まぁ、とにかく、キリスト教の金運なんて「主の祈り」にもあるように、
「我らの日用の糧を今日も与えたまえ。」ですよ。
(今日、食べる分を与えてください、っていう意味)


こんなアホなことを言うのはどんな奴かって?
・ブランド物で身を固めた一見セレブ風40代
 バブル世代ってある意味、ゆとりよりイタイ人が多いです。
 一見セレブ風と書いたのは、常にローンがあって相談内容はカネ(仕事)
 身の丈に合わないブランド物ばっかり買いあさってるから当たり前なんですが。

・身の程知らずの50代自営業者
 雇われがイヤで、自営業をはじめたものの、まともに勤めることもできない人間に接客ができるわけもなく…。
 当然、常に経営難。

・社会不適合の非正規労働者
 社会不適合な自分を特別な存在と思い、エセ・スピリチュアルに逃避
 どうしてもスピリチュアル云々と言いたいなら、天使やマリア様じゃなく、自分の家が代々祭ってる神様大事にしたらいいじゃん。
 もともとキリスト教徒なら祈りもしないのに、ロザリオなんかほしがりませんから。



だいたいこういう人種です。
そして共通してるのは、何かの宗教を信仰してるか、風水やおまじない、パワーストーンなどをが大好き。



めんどくさいので、
キリスト教を信仰したいなら、まずその教えに従うことから始めてください。
借金をすべて返済し、収入の1割を必ず寄付してください。
ロザリオ持つのはそれからでいいでしょう。
と言ってとっとと追い返します。


こんな人たちが何を信仰したって幸せになるはずありませんから。
というか、信仰というものを根本から履き違えてる。
どんな宗教でもそうだと思うのですが、信仰とは正しく生きるための道しるべであって、すがるものではありません。
でもこの人たちはあきらかにすがってます。
当然すがってるうちは幸せになんかなれるはずもなく…。

まぁ、気が済むまで、楽して幸せになりそうな広告を出してる霊感商法まがいの所に金を貢いだらいいと思います。