聖ワシリー大聖堂とイワン雷帝

最近、聖ワシリー大聖堂の屋根が気になる。

何でタマネギみたいな形なのかな、と思って…。


理由は、デザイン性もあるのですが、一番は雪が積もらないため
北国ならではの除雪対策でした(´∀`)


作らせたのはイワン雷帝(1530-1585)。
イワンはこれを造った建築家の両目をつぶしたと言われています。
これほど美しい建物を二度と作らせないために。ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!!

このイワン雷帝(イワン4世)、幼くして両親を亡くし、まわりでは貴族同士の血で血を洗う権力闘争を目の当たりにしながら育ったので、小さい頃から窓から犬や猫を投げて殺して遊んでいたとか。ヽ(゚Д゚;)ノ!!

また、成人してからは、周囲の人間を信じることができず、秘密警察を結成し、次々と貴族を虐殺していきました。
反面、彼は信心深い人としても知られており、毎日3時間以上祈りをささげていたそうです。
おそらくは、祈りというより、日々繰り返される虐殺に対する懺悔だったのでしょう。
でも、猜疑心から日々の拷問・虐殺はやめませんでした。もはや日課…。

他にも、ロシアを第二のエルサレムにしようとしたり、イギリスのエリザベス女王と結婚しようとしたりと、いろいろイタい(ノ∀`)壮大な野望を抱いていたようです。



イワンがもうちょっと他のことに力を注いでいたら、ピョートル1世(1671-1725)の出現を待たなくても、ロシアはもっと発展していたと思います。