知ることの責任

私の場合は「占い師になれ」と言われ、半ば強引に手ほどきを受けたわけですが、その人がこんなことを言っていました。
知るということには責任が伴う。だからむやみに何でも占ってはいけない、と。
どういうことかというと、例えば家族や友人のことなら、相手にアドバイスを伝えたり、仮にトラブルに巻き込まれても一緒に解決していけます。
でもこれが国家レベルのこととなるとどうでしょう。
国の中枢にいる人なら、占いの結果を役立てて危機を回避したり必要な対策がとれるかもしれませんが、その辺のサラリーマンやOL、個人商店の経営者などだったら…?
それを聞いてどう責任をとるつもりでしょう?


ぃぇ、最近、多いんですよ。
その辺の市民の分際でこういう怖れ多い質問をしてくる輩が!
気持ちはわかりますよ、不景気とかで先行きが不安なんでしょうけど、知ったところで何もできないのに、知れば責任が伴う。

仮に今国に起きている問題で、1兆円の負債を国が背負ったとしましょう。それを背負えるのか?と。
もちろん背負えるわけないんですけど、責任が伴うわけですから、知れば必然的に質問者にそれがのしかかってくるわけですよ。
だから私は政治スポーツ芸能人なんかのことには触れないようにしています。
もちろん、タダ働きしたくないっていうのが一番の理由なんですけど。

お騒がせ人間とか呼ばれているジュセリーノ氏も、そのことが分かっているから、国に警告を送るのでしょうけど…(-_-;)
何か対策を立てなければやっぱり責任を果たしたことにはなりません。


占い師の方でもたまにブログに政治ネタとか占って載せてる人もいますけど、別にそういう人を批判する気はないです。みんなそれぞれ考え方がありますから。もしかしたら偶然そのブログを政治家が読んで何か役に立つかも知れないし、単なる占い師の売名行為で、話題になってるネタを検索すればヒット、みたいな下心でやってるのかもしれませんけど。
それとも当たらない占いだから、問題ないとか…?(・m・;)


だいたいのお客さんは仮にそんな質問をしても、その責任について説明すれば分かってくれます。でもたま〜に理解力が極端に欠如してるような人もいます。

そういう人には「これ以上の質問は●●さんが大臣になったら受け付けますよ。それまでは、いかなる質問も受け付けませんからw」と言って占いを切り上げます。
もちろん、後日「実は今、大変なことになって、また占って欲しいんですが」みたいな連絡があっても、「大臣就任おめでとうございます。大臣になるまで●●さんを占わないって言いましたよね?」二度と来るな宣言をして無視。




…というか、そういう質問をした人ほぼ全員が、だいたい3カ月以内に「今、大変なことになって…」と占いを申し込んで来るのは何でしょうねw