「サンタさんを何歳まで信じてた?」という愚問と素敵なプレゼピオ
「師走」の語源って「占い師が走る」だったっけ!?と錯覚するくらい忙しい今日この頃。ぃゃ、私の容量不足か要領が悪いだけかもなんですけど。
それでも、メールでのお問い合わせやご依頼は、2営業日以内に返信するようにしていますので、万が一3日以上返信がなかった時は、私がぶっ倒れてるか、メールが届いていない可能性があるので、メールフォームから再度つついてみてください。
それで返信がなかった時は、ぶっ倒れてると思って諦めてください。
さて、この季節になると何となく出てくる「サンタさんを何歳まで信じてた?」的な話題。
あと、小学校に上がる頃には「サンタさんなんてウソ!」とか「サンタ・クロースとかいない」というガキが出没しますね。
ミッション系の幼稚園に通い、日曜日は教会学校へ通い、キリスト教の英才教育を受けてきた子供たちにとっては
お前は何を言っているんだ ですよ。
サンタ・クロースっていうのは、3世紀のトルコの聖人・ミラの聖ニコラスに決まってるだろーが!
←ミラの聖ニコラス
と言うわけで、教会に行っていた子供たちにとっては、坂本龍馬とか織田信長みたいな歴史上の人物みたいな感覚だと思います。
そして、2000年くらい前のマリア様がちょいちょいいろんな所に出没しているという話も知っていたので、聖ニコラスもクリスマス限定で出没する聖人だと思ってました。ベンチャーズが毎年夏に日本でコンサートをやってる、みたいな感覚ですかね。
あと、我が家では、サンタ・クロースはすごく貧乏な家にしかプレゼントを持ってきてくれない、という教えもありました。
なので親や祖父母がプレゼントを買ってくれる私のような子の家には来るはずはないと思ってたので特に期待したことはありませんでした。素直に親や祖父母に欲しいものをねだればいいし。
サンタがプレゼントをくれるかくれないかの貧乏ラインが「マッチ売りの少女」だと勝手に脳内設定していました。
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でも、サンタさんから手紙は来ていたので(多分これだと思うけどあいまいな記憶なので)、郵便局が「サンタさんからの手紙だ!」と言って持ってくるからには、サンタさんからの手紙に間違いないと思っていました。
多分、「34丁目の奇跡」を見たせいだと思いますが。
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ただ、教会でクリスマスに顔に綿をくっつけてサンタに扮する貧弱なおじさんには、お前みたいなあからさまな偽物がいるから、サンタはいないとか言われるんだよ!と軽く憎悪の念を抱いていましたが、配ってくれるお菓子はありがたく頂戴していました。
あと、小学校でサンタさんなんてウソとか言うクソガキには、キリスト教の聖人が仏教徒のとこに行くわけないじゃん。悔しかったらクリスチャンになれよ。と布教していましたが、ブッダが脇からポロリした日の甘茶はこっそり飲みに行ってました。
禁断の異教徒の味ですね。最初は、こんなもん飲んだら地獄に落ちるんじゃ…ぃゃ、お茶飲むだけなら煉獄…?とか思いながらビクビクしながら飲んでたんですが、年々、タダでお茶飲んでるだけだから大丈夫と平気になって来ました。
と、ここからは、お口直しに、ブラジル在住の方から頂いた素敵なプレゼピオの写真です。(解説はその方のメールを引用しています)
OFM(フランチェスコ会)の大きな教会「熾天使的師父聖フランチェスコの聖痕教会」の等身大のプレゼピオ。
宗教芸術博物館が併設されている、ルス修道院聖堂・聖ガルヴォン教会の大ジオラマの一部。
東方典礼カトリック教会のサンパウロ総本山「天の聖母教会」のプレゼピオ。洞窟での御降誕の東方伝承と、家畜小屋での御降誕の西欧の伝承が併設されています。
いちばん近所にある「無原罪の御宿リの聖母教会(OFM管轄)」のプレゼピオ。使えるものは何でも使う。包装紙で造った洞窟もいいですが、さりげないネコの草がよいです。近所の猫たちが「あそこに行けば、ネコの草が食える」と情報を共有化して、プレゼピオに上っているんじゃないか、と心配です。
「無原罪の御宿リの聖母教会」の門にいらっしゃる聖師父の足元に、ささやかなプレゼピオです。聖師父の『第一伝記』第30章に世界初のプレゼピオの記述があります。1223年の降誕祭のことでした。
そして、↓の何とも和風なプレゼピオはボリビアから。
それでは皆さん、素敵なクリスマスを☆ミ