らくだのカード

タロット・カードの中には「らくだのカード」と言うのがあります。
え!?もちろん、ひねもすさんの記事に乗っかる気満々ですよw

らくだのカードなんてあったかしら?猫のタロットなら知ってるけど…」という方もいると思います。

こちらから他の猫タロットが見れます。
きっとこれくらい猫が好きな人が作ったタロット・カードだと思います。


確かに、上の猫のタロットのようにフルデッキ全てにらくだが描かれているわけではありません。
78枚(大アルカナと小アルカナ含めてのフルデッキ)ないしは22枚(大アルカナのみ)の中に1枚だけあるんですよ、らくだのカードが。
それがこれ!
Oswalt Wirth版の女帝
え?どこにらくだがいるのかって?
右下のところ!

これ!これがヘブライ語らくだを表す「ギメル(アルファベットのG)」という文字なんです。
そしてさらにこれ。
Thoth Tarotの女教皇
下の方に小さくらくだの絵が描かれています。

ギメルは天文学的には月を表します。
だから、Oswalt Wirthの女帝のタロットは左足で三日月を踏んでいますし、Thoth Tarotの女教皇はThe Priestessの文字の横に1つ、女教皇の頭の後ろに7つの三日月が描かれています。

また、数字では3を表します。
じゃあ、IIIの女帝のカードは分かるとして、何故Thoth TarotではIIの女教皇になるのか、という疑問が出てきます。
その理由は…
「女帝」説
これはエリファス・レヴィ流とでもいいましょうか。
Iの「魔術師」のカードを1を意味するアレフ(アルファベットのA、雄牛の意味)、IIの「女教皇」を2を意味するベス(アルファベットのB、家の意味)…とした場合です。
「女教皇」説
これは0の「愚者」のカードを1とカウントしたものです。従ってIの「魔術師」は2のベス、IIの「女教皇」はギメルとなるわけです。これはゴールデン・ドーン流の考えです。



どちらが正しいとかはありません。
自分が納得できる方でいいと思います。もっと深く…とも思ったのですが、タロットにあまり興味のない方はスルーするだろうし、タロット占い師を志す方は自分で研究していかれたらいいと思います。


ひねもすさんにつられて、ちょっとアカデミックなことを書いちゃいましたw
ネタを期待してた方、すみませんm(_ _)m
次回はちゃんと毒を吐きますw