聖☆おにいさん13巻
- 作者: 中村光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: コミック
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近ごろ、なんとなく幸せなアナタ、
ご近所の神様に気付いていますか?(←帯に書いてあった言葉)
確かに、この前、(多分)生まれて初めて買った宝くじが当たりましたが…
…何か、長渕剛の「RUN」思い出したわ。
- アーティスト: 長渕剛,瀬尾一三
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1993/09/22
- メディア: CD
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っていうか、全額返金!?
…コレ、なんとなく幸せなうちにカウントしていいの?
という訳で、「聖☆おにいさん」13巻の元ネタを気がついた範囲で書いていきます。
●モーセさんとエリヤさん降臨
「キリストの変容」 1518-1520年ラファエロ・サンツィオ
うぅ…正直、今回のネタは、預言ものが多くて、個人的には苦手分野です。何か共感っていうか理解できなくてね。あと黙示録もちょいちょい映画やドラマとかで部分的に抜粋されてネタにされてるけど、それで中途半端な知識が広がる感じがどうも…。
とりあえず、このシーン(モーセさんとエリヤさんが降臨したとこ)の聖書の箇所を引用します。
六日ののち、イエスはペテロ、ヤコブ、ヤコブの兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。ところが、彼らの目の前でイエスの姿が変り、その顔は日のように輝き、その衣は光のように白くなった。すると、見よ、モーセとエリヤが彼らに現れて、イエスと語り合っていた。
マタイによる福音書17章1〜3
六日の後、イエスは、ただペテロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。ところが、彼らの目の前でイエスの姿が変り、その衣は真白く輝き、どんな布さらしでも、それほどに白くすることはできないくらいになった。すると、エリヤがモーセと共に彼らに現れて、イエスと語り合っていた。ペテロはイエスにむかって言った、「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。それで、わたしたちは小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのために、一つはモーセのために、一つはエリヤのために」。そう言ったのは、みんなの者が非常に恐れていたので、ペテロは何を言ってよいか、わからなかったからである。すると、雲がわき起って彼らをおおった。そして、その雲の中から声があった、「これはわたしの愛する子である。これに聞け」。彼らは急いで見まわしたが、もはやだれも見えず、ただイエスだけが、自分たちと一緒におられた。
マルコによる福音書9章2〜8
これらのことを話された後、八日ほどたってから、イエスはペテロ、ヨハネ、ヤコブを連れて、祈るために山に登られた。祈っておられる間に、み顔の様が変り、み衣がまばゆいほどに白く輝いた。すると見よ、ふたりの人がイエスと語り合っていた。それはモーセとエリヤであったが、栄光の中に現れて、イエスがエルサレムで遂げようとする最後のことについて話していたのである。ペテロとその仲間の者たちとは熟睡していたが、目をさますと、イエスの栄光の姿と、共に立っているふたりの人とを見た。このふたりがイエスを離れ去ろうとしたとき、ペテロは自分が何を言っているのかわからないで、イエスに言った、「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。それで、わたしたちは小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのために、一つはモーセのために、一つはエリヤのために」。彼がこう言っている間に、雲がわき起って彼らをおおいはじめた。そしてその雲に囲まれたとき、彼らは恐れた。すると雲の中から声があった、「これはわたしの子、わたしの選んだ者である。これに聞け」。そして声が止んだとき、イエスがひとりだけになっておられた。弟子たちは沈黙を守って、自分たちが見たことについては、そのころだれにも話さなかった。
ルカによる福音書9章28〜36
●安全な川辺に毎日鳥にご飯を運ばせていた
まず、エリヤについて少々。
彼が主に出てくるのは旧約聖書の列王紀上。当時の王アハブの嫁イゼベルが異教徒で、エリヤたち「主の預言者たち」を迫害していた時代。
なのにエリヤがアハブ王にいらんことを言った進言しちゃったから命を狙われることになったんです。
で、鳥のくだりというのが、
主の言葉がエリヤに臨んだ、「ここを去って東におもむき、ヨルダンの東にあるケリテ川のほとりに身を隠しなさい。そしてその川の水を飲みなさい。わたしはからすに命じて、そこであなたを養わせよう」。エリヤは行って、主の言葉のとおりにした。すなわち行って、ヨルダンの東にあるケリテ川のほとりに住んだ。すると、からすが朝ごとに彼の所にパンと肉を運び、また夕ごとにパンと肉を運んできた。そして彼はその川の水を飲んだ。
列王紀上17章2〜6
小羊がその七つの封印の一つを解いた時、わたしが見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と呼ぶのを聞いた。そして見ていると、見よ、白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、弓を手に持っており、また冠を与えられて、勝利の上にもなお勝利を得ようとして出かけた。
小羊が第二の封印を解いた時、第二の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。すると今度は、赤い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、人々が互に殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、また、大きなつるぎを与えられた。
また、第三の封印を解いた時、第三の生き物が「きたれ」と言うのを、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、黒い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、はかりを手に持っていた。すると、わたしは四つの生き物の間から出て来ると思われる声が、こう言うのを聞いた、「小麦一ますは一デナリ。大麦三ますも一デナリ。オリブ油とぶどう酒とを、そこなうな」。
小羊が第四の封印を解いた時、第四の生き物が「きたれ」と言う声を、わたしは聞いた。そこで見ていると、見よ、青白い馬が出てきた。そして、それに乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼らには、地の四分の一を支配する権威、および、つるぎと、ききんと、死と、地の獣らとによって人を殺す権威とが、与えられた。ヨハネの黙示録6章1〜8
赤い馬の前に白い馬いるけど…まぁ、いいか。
ただ封印は全部で7つですからね。その後、信仰故に殺された人の霊魂とか出てきたり、太陽が真っ黒、月が真っ赤とかになって、星が落ちてきたり、天が巻き取られるように消えていって、山とか鳥がどっか行ったりとか、まぁ…
…なことが書かれている訳ですよ。
●元祖終末物と言ったらイザヤ書でしょ?
イザヤ書は紀元前8世紀頃に書かれたと言われていますからね、2世紀頃に書かれたアポカリプスと比べたらそりゃ…。
イザヤ書が気になる方はこちらをどうぞ。口語訳でお楽しみいただけます。
●人間の顔をしたイナゴの群れ
コ…コワイ。
これは黙示録のこの部分かな。
その煙の中から、いなごが地上に出てきたが、地のさそりが持っているような力が、彼らに与えられた。彼らは、地の草やすべての青草、またすべての木をそこなってはならないが、額に神の印がない人たちには害を加えてもよいと、言い渡された。彼らは、人間を殺すことはしないで、五か月のあいだ苦しめることだけが許された。彼らの与える苦痛は、人がさそりにさされる時のような苦痛であった。その時には、人々は死を求めても与えられず、死にたいと願っても、死は逃げて行くのである。これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、また、そのかみの毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。また、鉄の胸当のような胸当をつけており、その羽の音は、馬に引かれて戦場に急ぐ多くの戦車の響きのようであった。その上、さそりのような尾と針とを持っている。その尾には、五か月のあいだ人間をそこなう力がある。彼らは、底知れぬ所の使を王にいただいており、その名をヘブル語でアバドンと言い、ギリシヤ語ではアポルオンと言う。
ヨハネの黙示録9章3〜11
その右手に七つの星を持ち、口からは、鋭いもろ刃のつるぎがつき出ており、顔は、強く照り輝く太陽のようであった。
ヨハネの黙示録1章16節
七本の角と七つの目云々はここかな。
わたしはまた、御座と四つの生き物との間、長老たちの間に、ほふられたとみえる小羊が立っているのを見た。それに七つの角と七つの目とがあった。これらの目は、全世界につかわされた、神の七つの霊である。
ヨハネの黙示録5章6
うん、世にも奇妙な悪口です。
これはパトモス島にいた時のことか。
あなたがたの兄弟であり、共にイエスの苦難と御国と忍耐とにあずかっている、わたしヨハネは、神の言とイエスのあかしとのゆえに、パトモスという島にいた。
ヨハネの黙示録1章9
●ハートかリーフか
ハートはSacred Heart (イエズスの聖心)ですね。
そして葉っぱは…
アダムの股間に貼ってあるアレですな。
●私の「肉」の代わりだからきっと目が覚めるよ
私の「肉」発言は最後の晩餐のこのシーンですね。
一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、祝福してこれをさき、弟子たちに与えて言われた、「取って食べよ、これはわたしのからだである」。また杯を取り、感謝して彼らに与えて言われた、「みな、この杯から飲め。これは、罪のゆるしを得させるようにと、多くの人のために流すわたしの契約の血である。
マタイによる福音書26章26〜28
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