震撼を覚えた児童文学 〜あしながおじさん〜

あしながおじさん (新潮文庫)

孤児院で育ったジュディーがあしながおじさんという金持ちの援助を受けながら、大学へ行ったり、ジャーヴィスという金持ちのボンボンと恋をして、最後はあしながおじさんジャーヴィスということが発覚し、めでたしめでたし、というシンデレラ・ストーリー。

大雑把に説明するとそういう物語ですよね?

手紙風に綴られた小説で、ジュディーの視点から見た学校生活など読んでいて微笑ましい作品でしたが、
幼い私が震撼したのはジャーヴィスと会ったあたりから。

何とジャーヴィスアメリカ人でありながら共産主義者。Σ(゚д゚ll)
親しくなったジュディーに共産主義の素晴らしさを語り、徐々に洗脳していきます。
読んでいるこっちまで共産主義がちょっといいものに思えてきましたからね。

洗脳されていくジュディーのあしながおじさん宛の手紙まで共産主義をほめたたえる内容になっていきます。ΣΣ(゚д゚lll)



逃げて、ジュディー!ΞΞ(;;゚;Д;゚;)/  と本気で思いましたもん。


私が子供のころは、共産主義と言えばあまりいいイメージは持ってなかったです。今はどうでもいいですが。

ルパン三世」のジャケットが原作では赤なのに、共産主義を彷彿とさせるという理由から、アニメではグリーンに変更させられてた時代ですよ!いや、そんなにリアルタイムじゃないけど。
他にも、赤軍とかがいろいろ事件起こしたり、旧ソ連とか北朝鮮とか(以下略)、「Better dead than red(赤になるくらいなら死んだ方がマシ)」なんていうスローガンが掲げられてたりしたわけで…。


何か共産主義の足音聞こえてきましたからね。

聞こえませんでしたか。そうですか。