あれ…意外と知られてない? 〜シバの女王〜

個人的にはクレオパトラよりすごいと思ってるんですが、日本ではあまり知名度がないようで…。

ソロモン王と接触があったことから、紀元前10世紀ごろの人物とされています。
で、シバとは、イエメン説、エチオピア説などがありますが、現在のところ、特定されていません。

ではどんな物語かというと…

エチオピア説≫
シバの女王は自分の抱える悩みを解決してもらうため、大量の金、宝石、香料を持ってソロモン王に会いに行きます。
これだけの富があればどんな問題も解決しそうですが…まぁいいか。
シバの女王は「私には手を触れないでね」と言います。
実はソロモン王は無類の女好き。ちょっと悩みます。
「わかりました。そのかわり私のものには触れないでくださいね」と返します。

ある晩、夕食をわざと塩辛く味付けし、夜中にのどの渇きに耐え切れなくなったシバの女王は王の城の水を飲みます。
するとそこに「それ、私の水なんですけど」とソロモン王が現れます。

こうして二人は結ばれ、シバの女王が帰国後に出産したのが、エチオピア帝国の始祖メネリク1世とされています。

≪聖書≫
シバの女王は、ソロモン王の名声を聞き、彼に会いに行きます。
たくさんの随員、香料、宝石、金などを大量に携えて。
そしてあらかじめ用意していた質問を浴びせます。
しかしソロモンはそれにすべて答えます。
そしてシバの女王を丁重にもてなし、シバの女王に負けないほどのお土産を持たせて帰らせましたとさ。

(旧約聖書の列王記、歴代誌より)
あと新約聖書のマタイとルカの福音書にもちょっと出てきます。

さらに…
コーラン
シバの女王が来るにあたり、ソロモン王はこんな助言を受けます。
「とにかく床をピッカピカに磨きなさい」
よくわからいけど、床をピッカピカにします。
するとやってきたシバの女王は「うわっ、床濡れてる」と服の裾を持ち上げます。

するの何とその足はヤギ!
毛むくじゃらで蹄があります。

そう、彼女は悪魔の化身。

しかし、ソロモン王と過ごすうちに、だんだん人間になっていきましたとさ。


うん、コーランに至ってはひどいことになってます。


で、どこがクレオパトラよりすごいかって?

ぃゃ、ほら、確かにクレオパトラはエジプトとローマをまたにかけた、歴史上の人物ですよ。
でもシバの女王は、旧約聖書新約聖書そしてコーランにも出てくるんですよ?
ユダヤ教キリスト教イスラム教の経典!

架空の人物なんて説もありますが…。



こんな映画もありますよ。