聖おにいさん14巻
- 作者: 中村光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: コミック
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時に、十二弟子のひとりイスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところに行って言った、「彼をあなたがたに引き渡せば、いくらくださいますか」。すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。その時から、ユダはイエスを引きわたそうと、機会をねらっていた。
マタイによる福音書 26章14〜16節
ちなみにイスカリオテのユダのシンボルはコレ。
30枚の銀貨と縄のような物で、ユダのイニシャルであるJの文字。本当は黒地だったと思うけど。
…ってここに書いたか。。。
●パンと葡萄酒とバラと魚
パンと葡萄酒についてはここを参照してください。
「殉教のシンボル」バラとは、花弁の多いバラではなく、花弁が5枚の野バラです。5枚の花弁とは、キリストが十字架に架けられた際についた、両手・両足・脇腹の5つの傷を意味します。
それからニボシ…ぃぇ、魚は、「イエス・キリスト、神の子、救い主」を意味するギリシャ語ΙΗΣΟΥΣ ΧΡΙΣΤΟΣ ΘΕΟΥ ΥΙΟΣ ΣΩΤΗΡの頭文字を繋げると、ΙΧΘΥΣ(イクトゥス=魚)となります。
●黄色は裏切り者の色
諸説あるのですが、こことかこことか参照してください。
●遂に登場、パウロさん!!
何かちょっとデール・カーネギーに似てる…?
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
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人々は大声で叫びながら、耳をおおい、ステパノを目がけて、いっせいに殺到し、彼を市外に引き出して、石で打った。これに立ち合った人たちは、自分の上着を脱いで、サウロという若者の足もとに置いた。こうして、彼らがステパノに石を投げつけている間、ステパノは祈りつづけて言った、「主イエスよ、わたしの霊をお受け下さい」。そして、ひざまずいて、大声で叫んだ、「主よ、どうぞ、この罪を彼らに負わせないで下さい」。こう言って、彼は眠りについた。
第8章
サウロは、ステパノを殺すことに賛成していた。その日、エルサレムの教会に対して大迫害が起り、使徒以外の者はことごとく、ユダヤとサマリヤとの地方に散らされて行った。信仰深い人たちはステパノを葬り、彼のために胸を打って、非常に悲しんだ。ところが、サウロは家々に押し入って、男や女を引きずり出し、次々に獄に渡して、教会を荒し回った。
使徒行伝7章57節〜8章3節
…割と酷いことをしています。。。
さて、そんな彼がなぜキリスト教徒になったかと言いますと…
さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅迫、殺害の息をはずませながら、大祭司のところに行って、ダマスコの諸会堂あての添書を求めた。それは、この道の者を見つけ次第、男女の別なく縛りあげて、エルサレムにひっぱって来るためであった。ところが、道を急いでダマスコの近くにきたとき、突然、天から光がさして、彼をめぐり照した。彼は地に倒れたが、その時「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか」と呼びかける声を聞いた。そこで彼は「主よ、あなたは、どなたですか」と尋ねた。すると答があった、「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。さあ立って、町にはいって行きなさい。そうすれば、そこであなたのなすべき事が告げられるであろう」。サウロの同行者たちは物も言えずに立っていて、声だけは聞えたが、だれも見えなかった。サウロは地から起き上がって目を開いてみたが、何も見えなかった。そこで人々は、彼の手を引いてダマスコへ連れて行った。彼は三日間、目が見えず、また食べることも飲むこともしなかった。さて、ダマスコにアナニヤというひとりの弟子がいた。この人に主が幻の中に現れて、「アナニヤよ」とお呼びになった。彼は「主よ、わたしでございます」と答えた。そこで主が彼に言われた、「立って、『真すぐ』という名の路地に行き、ユダの家でサウロというタルソ人を尋ねなさい。彼はいま祈っている。彼はアナニヤという人がはいってきて、手を自分の上において再び見えるようにしてくれるのを、幻で見たのである」。アナニヤは答えた、「主よ、あの人がエルサレムで、どんなにひどい事をあなたの聖徒たちにしたかについては、多くの人たちから聞いています。そして彼はここでも、御名をとなえる者たちをみな捕縛する権を、祭司長たちから得てきているのです」。しかし、主は仰せになった、「さあ、行きなさい。あの人は、異邦人たち、王たち、またイスラエルの子らにも、わたしの名を伝える器として、わたしが選んだ者である。わたしの名のために彼がどんなに苦しまなければならないかを、彼に知らせよう」。そこでアナニヤは、出かけて行ってその家にはいり、手をサウロの上において言った、「兄弟サウロよ、あなたが来る途中で現れた主イエスは、あなたが再び見えるようになるため、そして聖霊に満たされるために、わたしをここにおつかわしになったのです」。するとたちどころに、サウロの目から、うろこのようなものが落ちて、元どおり見えるようになった。そこで彼は立ってバプテスマを受け、また食事をとって元気を取りもどした。サウロは、ダマスコにいる弟子たちと共に数日間を過ごしてから、ただちに諸会堂でイエスのことを宣べ伝え、このイエスこそ神の子であると説きはじめた。
使徒行伝9章1〜20節
という訳です。そしてあの有名な「目から鱗」はパウロさん由来でした。
そこは諸説あるのですが、『ローマの信徒への手紙』『コリントの信徒への手紙一』『コリントの信徒への手紙二』『ガラテヤの信徒への手紙』『フィリピの信徒への手紙』『テサロニケの信徒への手紙一』『フィレモンへの手紙』辺りはパウロさんの手紙らしいです。でもテサロニケ、コロサイ、テモテなんかはちょっと微妙だそうです。
ちなみにペトロやヨハネの手紙も新訳聖書に収録されてます。ユダの手紙もあるけど、当然、黄色いユダのではありません。
●レンタルロバ
知恵の実ジュースを飲んだウザいキリストのトレーナーのロゴ、「レンタルロバ」。
さて、彼らがエルサレムに近づき、オリブ山沿いのベテパゲに着いたとき、イエスはふたりの弟子をつかわして言われた、「向こうの村へ行きなさい。するとすぐ、ろばがつながれていて、子ろばがそばにいるのを見るであろう。それを解いてわたしのところに引いてきなさい。もしだれかが、あなたがたに何か言ったなら、主がお入り用なのです、と言いなさい。そう言えば、すぐ渡してくれるであろう」。
マタイによる福音書第21章1〜3節
と言うわけで、エルサレムに行くときに子ろばを借りたからなんですね。でも何で子ろば?大人のろばでいいじゃん。
それにあやかってか、今でもヨーロッパにはろばで巡礼する人もいるとか。
●次回予告
マッスル☆おにいさん…?
ぃゃ、もう逆に聖☆マッスルにした方が…
- 作者: 宮崎 惇,ふくしま 政美
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…非常にまずいですね。という訳で次回の聖☆マッスルマッスル☆おにいさんがとても気になりますね!